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イケメン嘘優男×片想い強面

《人物》巡×智雄

「んんっ、はぅ、...っ」
後孔に指を挿し込み、だらしなく息を荒らげる俺
それを観ている端正な顔の男
唯でえ俺とコイツでは有り得ない様な行為をしているのに更にその場を異様にさせているのは俺の格好だ
タップリのレース、リボン、フリルまるで小さな女の子が着る様な可愛らしい服を着ている事だ
俺の妹がこの様な服を集めるのが趣味で、たまたま妹が俺にどちらが良いかと聞いたまま片方を部屋に置いて行ったのだ
それが巡に入室3秒で発見され、「どうせなら盛り上げ要素で着てよ」と初めはイヤイヤ言っていたが、もう別に布を纏うぐらいどうでも良くなった
それから前戯途中で、巡に電話が入り、どうしても手を離さなければなかった
だが、何だかんだで着た時点で勃起していた俺は尻を弄る手を浅はかながら止められず、一人遊びしていた訳だ
夢中になっていた間、巡は電話が終わったらしく様子を眺めていた
ハッキリ言うと、巡に見られるのは、き、気持ちがいい認めたく無いが、自分より遥かに容姿端麗な巡に弄られるのが事が悦いのだ
だが、最近考えるこんな事をするのは、もしかすると録に友人のいない俺なら、何をしても噂等を流される可能性が低いからか?
巡は他人に優しい俺にも優しい本当に分け隔てなく誰にでも接している
但し、学校ではだ俺達だけになると、急に冷めて俺を虐める
甘い事なんて言われた事がない学校での巡は好きだ女子や他人に振り撒く笑顔や優しい声で俺にも接すだが、ヤツの腹中真っ黒だろう
色々な事を考えながら、結局俺は彼の言うがまま従うがままになっている
俺と巡とは友人でもないし部活動が同じ訳でもない委員も違うし、まず向こうと住む世界が違う
伝言等の接触はするが、ゲームやテレビの話題なんてしないただ、俺は男女グループの話に耳を傾けるしかない仕方が無いのだ昔からこのキツく不細工な目とつり上がった眉毛で強面な為、友達が居た試しが無い恋愛なんて程遠かった
更に、人前で話す時、緊張で吃って声が出なくなる
部活には所属しているが、やはり部員特有の昔からの繋がりには入れず、話し掛けられてもイマイチな返ししか出来ないつまらない奴認定され、今じゃ誕生日の打ち上げや休日の遊びに誘われない
顧問が来るような打ち上げや集合には呼ばれると言っても、存在感が薄すぎるのか、後々部室で聞こえた話で「あ、昨日打ち上げあったんだ」と知るレベルだ

俗に言うボッチであり、コミュ障なのだだが、一応部活には参加している為、ちょこちょこ話しかけはされる
凄く嬉しいなんて、脳は溶けながら優雅に考える

「後ろ使ってオナニー気持ちいい?凄い声出てるよ」
喉の奥で笑いながら俺の先走りダラダラのペニスを指で弾く痛いのか何なのか分からなくなる
片方の男は制服なのに片方の男はロリータだなんてとてつもなく変態に見えるし滑稽だ
初めは「別に良いや」と言った感じだったが、やはり恥ずかしくなって来る見られて後ろを締め付ける悪循環だ
つい昨日もしたばかりなのにこの様な行為は様々なプレイを用いて行われる
だが、明らかに初めと較べ、俺への興味が薄れてきている様に見える
恐らく巡の相手だった女子達はもっと可愛くてもっと敏感でもっと弄り甲斐があっただろう
なのに何故俺にこんな事をするのか大して可愛くもないし男だから豊かな胸もない所詮暇潰しなのだろうが
自分の孔を混ぜながらそんな事を永延と考える
キッと目頭が熱くなる凄く胸がキツくなり、自分の性格が悪く感じる何考えてるんだ当たり前だ
俺なんかが何を期待してるんだ
はたりと水が瞳から絞り出される様に流れるなのに上気した頬で蒸発してしまいそうだ
頭の中では自虐ばかりで冷静な癖に、体は前へ前へ欲ばかり受け取ろうと動く
巡の白く滑らかな細い指が俺の肌に触れる
ビクッと肩を跳ねさせるうち太ももを撫でる弱点であり、敏感なそこを刺激される度に眉が垂れ下がる
もう自分がどんな顔してるかなんて分からない分かりたくない
きっとだらしない見るに堪えない 
その手が俺のほぼ止まった手の脇から孔を拡げる
まるでペニスを入れる為だけに慣らすように、何の感情もなく冷たい
自分含め4本も中に入っているフチがめくれ、中のヌメった内壁が露わになる
流れ始めた涙は防波堤を破壊し、流れ続ける
それが生理的なものなのか、それとも精神的なものなのか

もっと感情が欲しい自分の立場も忘れてそんな事を思った
膝裏を支えられ、挿入の格好に入る
辛い体はもう火照って強請っているのに、心が無感情のその行為に慣れない

だが、巡の澄んだ瞳に騙され、目が離せなくなる所詮取り巻きの女子と同じだ

「あっあ"っぅ、...んんんぅ!!」
正面から巡が奥を突く
それがとてつもなく愛しくて、悲しい恋愛なんて甘い響きも無いこの部屋で、俺はコイツへの恋を焦がす

既に炭になっていても、それでも燃やし続けてしまう自分に乾いた笑いが出た

喘ぎと共に好きと言ってしまう俺をどう見ているのか

「ああぁッ、...イくっ、イっ、」
「駄目だよ。服に付いちゃう。我慢して」
そんなの無理に決まっているいつもはもうイっている筈なのに、我慢させられているそのくせ目の前からのピストンは止まらない
巡を受け入れながら、自分のペニスを握るじゃないと我慢できなくなってしまう

「イきたいぃ.!..めぐぅ...めぐるぅッ、イかせてぇ」
泣きじゃくりながらピストンを続ける巡に懇願する

「俺は、言うこと聞く子は好きだよ」
耳元で囁かれるキュンキュン締めてしまう
好き...好き...
頭の中に甘く蕩ける言葉が沁みる
嫌われたくなくて自分自身を握る手に力が入る
痛いし苦しいでも、巡に褒められたかった
前立腺の位置にカリで引っ掻かれながら奥に捩じ込まれる
それが堪らなくて、締めると形がはっきり分かってしまう
言葉にならない声を上げ、我慢の限界に到達した
ブシュァァアッ!!頭が真っ白に焼き切れて、もう何が何か分からないしっかり握って居たはずなのに、透明の潮が吹き上がる

あ、あ、あぁ...うそ

ガクガク震えて、涙が止まらない精神的なものが強かった

「あーあ...こんなに潮吹きしちゃって...。言い付けも守れないの?」
「ご、ごめんなさッ、」
嫌われる...言うこと聞けなかった..、
仰向けから四つん這いにさせられる巡に腰を突き出す形になっていて、レースのスカートが垂れ下がり、ペニスも後ろから見えている
恥ずかしくて顔が発熱する
バックから抉られながら挿し込まれるそれがゆっくりでもどかしくて、もっと激しくして欲しくて自分から腰を当ててしまう
だが、そんな時間は直ぐに消え失せる
右尻が赤く痛みを帯びる
そう叩かれたのだ
言うことが聞けない子はお仕置きなのだ
容赦なく右尻を張り続ける

なのに、ペニスは滾りっ放し
痛い筈なのに興奮している自分がいる
「変態...」蔑んだような冷めきった声で俺は精液を噴き出した
それに対してもプラス1で右尻が痛む


上半身を捻り、巡の顔が見たくなった
項に腕を回すと、唇に感覚があった
舌を甘噛みし、歯茎をなぞられる唾液は顎を伝う
じゅぷじゅぷと言う水音がこころを満たす
初めてだった
期待してしまう様な口付けを終わらせると、今日一の責めが始まった
3度ほどイくと、中が濡れ温かくなった
俺でイったのだ
それがとてつもなく嬉しくて、今日も孔から出たペニスを咥える
報われないと知っていても、俺にはどうしようもない
制御出来ない好きで堪らない
言ったとしても巡は困るだろう


「はぁッ...、智雄...」
そんな声が聞こえたような気がしたが、きっと俺の幻聴に過ぎないんだろう
名前なんて呼んでくれる訳がない
自分で自分をそう責めたはずなのに涙が出てくる

イケメン嘘優男×片想い強面: 概要
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